ミステリー・サスペンス・ハードボイルド6

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海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
この世界とは時間の流れが違う、重力が違う、星すら全然違ういろんな世界が舞台です。でも想像世界とは思えないくらい文章が現実的で話しの中に惹きこまれます。短編小説集なので飽きることなく次の世界観を楽しめ......
蚊‐か‐コレクション (電撃文庫)
プレステ2のゲーム「蚊」をもとに編まれたアンソロジー。 「赤い家/田中啓文」殺人&殺蚊事件を、人間の刑事と蚊の私立探偵がコンビで解くことに!ダジャレたっぷりで楽しい作品。蚊探偵・かおりがカワイイ......
殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉 (角川スニーカー文庫)
六番目を始めとして、恩田さんの作品は色々読みましたが、収録作品に対しての評価は今ひとつです。殺人鬼の〜というこの表題を考えるならば、滑った感が拭えません。秀逸でしたのは、やはりというか乙一。泣かせま......
密室・殺人 (角川ホラー文庫)
ハードカバーのこの本を手にした時、そのページ数の多さに圧倒されそうになりました。 しかし、私自身「小林泰三信奉者」のような者でして、裏切られることは無いだろうと、 一日を使って一気に読み上げてしまい......
ΑΩ(アルファ・オメガ) (文芸シリーズ)
小林泰三先生のは大好きなんで、私なんかは全て読めまた。全部読まないとこいつの面白さは見いだせ無いかもです。序盤は全く無意味とも思ってしまうような相反するストーリーが途切れ途切れに続くので、中盤で読む......
奇憶 (祥伝社文庫)
作品そのものは著者らしい作品と言えるのではないでしょうか。著者の作品が好みに合う人は満足できると思います。 ただし本作を含む連作集が出版されている今となっては本書を購入する必然性は薄いのではないかと......
肉食屋敷 (角川ホラー文庫)
表題作「肉食屋敷」は,主人公が訪れた研究所が何者かの体内で,これに食べられてしまうのでは……という話であることは,冒頭からほぼ明示されており,実際,概ねそういう話である。が,意外なラストにはビック......
ゆきどまり―ホラー・アンソロジー (祥伝社文庫)
特に、新津きよみや唯川恵の作品は女性ならではの観点から捉えられていて、巧みな心理描写が楽しめ、読み応えがあった。唯川恵の作品はホラーでなくてもいい作品が多くて、最近大好きな作家である。これからもどん......
人獣細工 (角川ホラー文庫)
どの話も不気味な感じでした。 でも思った程グロテスクでは無かったです。 気味が悪いと言った方が適切な気もします。 面白くて、とてもよかったと思います。でも、表題作の、「人獣細工」 は少しだけ難しいか......
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
レビューの方が書かれているほど『玩具修理者』はグロくなく,またそれほど『酔歩する男』は難解ではありません。ちょっと拍子抜けしました『玩具修理者』はコメディっぽく感じました…(怖さはあまり感じずむしろ......
肉食屋敷
表題作「肉食屋敷」は,主人公が訪れた研究所が何者かの体内で,これに食べられてしまうのでは……という話であることは,冒頭からほぼ明示されており,実際,概ねそういう話である。が,意外なラストにはビック......
玩具修理者 (角川コミックス・エース・エクストラ)
基本的に人気小説もしくは映画のコミック化は、ありがちな駄作パターンと思っている。 しかし、Meimu氏による『玩具修理者』は例外だった。失礼ながら、コミックを読んだあとに小林氏の 原作を読んだが、最......
密室・殺人
ハードカバーのこの本を手にした時、そのページ数の多さに圧倒されそうになりました。 しかし、私自身「小林泰三信奉者」のような者でして、裏切られることは無いだろうと、 一日を使って一気に読み上げてしまい......
舌づけ (ノン・ポシェット)
本の背に、ホラーとあったので手に取った。これまでは、本は作家への興味で選んでいた。乙一の『夏と花火と私の死体』、重松清の『流星ワゴン』、桐野夏生の『OUT』など、ホラーという意識なしで読んでいた。......
ゆがんだ闇 (角川ホラー文庫)
どの作品も実にいい。アンソロジーって何個かはずれがある場合があるけど、これにはない。全部が全部当たり。特に小林泰三さんの《兆》は怖い。本当に怖くてすばらしい。実に満足です「墓地を見おろす家」の小池真......
人獣細工
どの話も不気味な感じでした。 でも思った程グロテスクでは無かったです。 気味が悪いと言った方が適切な気もします。 面白くて、とてもよかったと思います。でも、表題作の、「人獣細工」 は少しだけ難しいか......
玩具修理者
レビューの方が書かれているほど『玩具修理者』はグロくなく,またそれほど『酔歩する男』は難解ではありません。ちょっと拍子抜けしました『玩具修理者』はコメディっぽく感じました…(怖さはあまり感じずむしろ......
世界一周クルーズ殺人事件
宮之原警部シリーズ、初のハードカバー書下ろし。期待して読みましたが、いつものノベルスの方が面白いかな。ストーリーの展開がゆっくりで、途中何度となく退屈になりました。あと、少し前の政治などの事が書いて......
五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し―私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
「私立霧舎学園ミステリ白書」シリーズの第2作。 本格ミステリとラブコメをミックスするという暴挙に出たシリーズ。第一作から読んだ方がいいだろう。 今の本格ミステリ部分は、アリバイ崩しが主眼。きち......
四月は霧の00(ラブラブ)密室―私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
「私立霧舎学園ミステリ白書」シリーズの第一作。 袋とじで発売という懐かしい本。バリンジャーを意識しているのか? 本格ミステリとラブコメをミックスするという暴挙に出た一冊。本格ミステリ部分はまあ......
名探偵はもういない
一人の登場人物を軸に話を進めていく推理モノとは違って、次々と“名探偵”となりうる人が登場し、そのたびにかわされていくところがおもしろかったです。霧舎さんの本は初めてなのですが、なかなか思い切りの良い......
マリオネット園(ランド)―「あかずの扉」研究会首吊塔へ (講談社ノベルス)
著者のデビュー作である『《あかずの扉》研究会』シリーズの第四巻で今作で第一部の終了となる。 三作目までは本格推理小説の定番である「館もの」・「孤島もの」・「嵐の山荘もの」に挑戦していました。 が、......
ラグナロク洞―「あかずの扉」研究会 影郎沼へ
基本的に地図が謎解きの鍵になるのだが、私の場合必要な地図を両方見た後、しばらくの間ストーリーについていけませんでした。彼らが「謎解き」の時に示した「正しい見方」を最初からしていたからです。 という......
カレイドスコープ島―《あかずの扉》研究会竹取島へ (講談社ノベルス)
建物の構造と設定とがいきなり矛盾していて、それを「ページを遠く離す事で」隠すと言うのはいかがなものか…。 ドラえもんネタもなぁ。はっきりしすぎていてなぁ…。 今回は、後半で明かされる「後付け」情......
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)
メフィスト作受賞作は出来不出来が激しいのだが本作はかろうじて平均点という所か。島田氏推薦と言うのは当てにならない。何でも推薦してしまう人だから。題名の通り、両面から1つの事件(事象)を推理して行くと......
「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿 (文芸ポストNOVELS)
歌う名探偵・間暮警部の事件簿。出来不出来、というより好悪の差が激しい鯨統一郎としても最高の異色作である。パターンを統一した連作短編である。まず不可解な事件が起こり、主人公たち探偵社の面々が謎に挑む。......
ふたりのシンデレラ (ミステリー・リーグ)
作品の煽りはこう…「ふたりのシンデレラ」を演じる劇団の合宿中に、1人が殺され、1人は重傷、そして1人がいなくなった…。事件の証人であり、犯人、犠牲者、探偵役、ワトソン役、記録者、容疑者、そして共犯者......
殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉
名手たちによる書き下ろしアリバイ・アンソロジー。ミステリアンソロジーシリーズ4作目。今回は赤川次郎、近藤史恵、鯨統一郎、西澤保彦、やみねかおるの5人が、5者5様の短編を掲載してします。「時間ミステリ......
文章魔界道 (祥伝社文庫)
『邪馬台国はどこですか』で衝撃を受け、『九つの殺人メルヘン』でも満足し、『タイムスリップ森鴎外』では少々がっかりした、鯨統一郎の最新作。この本、帯に「日本語ミステリー」とあるが、これはミステリーとい......
タイムスリップ森鴎外 (講談社ノベルス)
鴎外が現代風な「おじさん」に変わっていく様が面白い。携帯やワープロをたくみに使いこなし、ラップを楽しむ鴎外の姿を想像しただけでも愉快だ。もし、本物の鴎外が今の日本をながめたら、彼は何と言うだろうか?......
隕石誘拐―宮沢賢治の迷宮 (光文社文庫)
「邪馬台国はどこですか?」で衝撃的なデビューを飾った著者の長編第一作。 童話作家への夢断ちがたく,一方で経済的な問題と子育ての方針の食い違いで夫婦間の亀裂が危機的状況にある主人公・中瀬研二。妻子......
新千年紀(ミレニアム)古事記伝YAMATO (ハルキ文庫)
著者が物語りを作った。そんなイメージの本でした。 いざなぎ、いざなみの黄泉の国の別れの場面が、古事記の罵りあいで終わる場面と違っていて、しんみりとします。 とても読みやすく、3時間ほどで読み終わりま......
CANDY (祥伝社文庫)
暇つぶしに読むには最高だと思います。ギャグっぽいので、面白い人と面白くない人差がくっきり。あまり品の良い小説とはいえないかもしれませんが、文庫として買った私にはちょうど良い一冊でした。本気とは思えな......
名探偵は、ここにいる―ミステリ・アンソロジー〈1〉
どことなく島田荘司さんチックな謎を、名探偵狩野俊介が解く「神影荘奇談」、これが一番良かったです。これを含め、収録作全てスラスラ読めました。残念なのは、あとがき・解説が無い事。...
鬼のすべて
鯨さんといえば、童話や昔話などに独自の解釈をつけて、 物語にからませていく作風が多いですが、今回は鬼です。 殺人事件については怪しい人がいろいろいたり、上司の妨害なんかあったりして それなりに楽しめ......
九つの殺人メルヘン (カッパ・ノベルス)
本格が好きだけど堅苦しいのは嫌…という方には鯨氏はピッタリなのではないでしょうか。かく言う私も生真面目な内容のミステリは読まない傾向があります。ノリ・ツッコミがしっかりしていますし、言葉の表現も豊か......
なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル)
鯨統一郎は短編集が似合うのかもしれないと感じた。登場人物のキャラクター設定はうまく、おもに話し合いの中から謎解きがおこなわれるのはこれまでどおり。長編だと、アクションをれなければ持たないから、短編が......
北京原人の日
いつもながらわくわくする展開の作品を提供してくれます。 日本から出てしまうとどこまでも行きそうな作家です。 常識をひっくり返す推理には感服させられます。 短編も凄いけれど、長編でもその力を見せ付けて......
千年紀末古事記伝ONOGORO (ハルキ文庫)
古事記を読んでみても和訳してあってもわかりずらいって思う人は沢山いると思いますが、でもこの本は初心者の人にも読みやすくて興味がある人には持ってこい。おまけに作者の独特の解釈で新しい古事記の世界が広が......
金閣寺に密室(ひそかむろ)―とんち探偵一休さん (ノン・ノベル)
時代が時代なだけに、出てくる人の名前の難しいこと・・・(笑)歴史物に慣れていない為か、義満や義嗣とか・・・誰が誰やら。しばらく名前に慣れることが出来ませんでした。慣れてしまえば簡単。あとはとても楽し......
隕石誘拐―宮沢賢治の迷宮 (カッパ・ノベルス)
宮沢ファンならこういう解釈もあるんだと思うことができるのでしょう。 あまり作品を知らない私には、そこらへんはちょっと分かりませんが。 監禁シーンでは、引いてしまいますが、ソレ以外の部分が大変面白かっ......
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
今まで聞いたことも考えたこともない話ばかりなので こんな考え方・見方もあるのかと驚くばかりで 単純に面白いです。 会話というか論理の積み重ねでストーリーが展開していくのも 私の中では非常に新鮮で何......
未熟の獣
「しゃべくり探偵」シリーズで、軽妙な関西弁とお笑いを操ったライトミステリを書くかと思えば、女の業を絡めたミステリを欠かせても天下一品、そんな黒崎緑氏が9年の沈黙を破って発表した長編です。この作品は、......
しゃべくり探偵―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元推理文庫)
巻末の著者解説がすてきです。本文以上に印象的です。文庫化された際、この部分が再録されていなかったのは非常に残念です。 4つの事件の3つが、ト書き無しの関西弁の会話だけで事件が解決。 残り1つは旅行......
しゃべくり探偵の四季―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの新冒険 (創元クライム・クラブ)
これはお買い得である。なにしろ一冊で落語、漫才、それに本格推理まで楽しめるのだから。 最初の2編は、保住、和戸二人の会話だけ、ボケとツッコミのしゃべくり漫才である。大阪風の、テンポの速いボケ・ツッコ......
密室殺人事件―ミステリーアンソロジー (角川文庫)
阿刀田高「天国に一番近いプール」、折原一「不透明な密室」、栗本薫「袋小路の死神」、黒崎緑「洋書騒動」、清水義範「モルグ街の殺人」、法月綸太郎「緑の扉は危険」、羽場博行「虚像の殺意」、連城三紀彦「あ......
揺歌 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
超能力をもったロック歌手という設定のサイコミステリー。重いテーマを扱っているのですが一気に読んでしまい読後感も悪くありませんでした。ただもう少しどんでんがえしをいれてよりミステリぽさをだしてくれれば......
しゃべくり探偵―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元クライム・クラブ)
巻末の著者解説がすてきです。本文以上に印象的です。文庫化された際、この部分が再録されていなかったのは非常に残念です。 4つの事件の3つが、ト書き無しの関西弁の会話だけで事件が解決。 残り1つは旅行......
まほろ市の殺人 春―無節操な死人 (祥伝社文庫)
『幻想都市の四季』の第1篇。ほかの3冊は、我孫子武丸『夏 夏に散る花』、摩耶雄嵩『秋 闇雲A子と憂鬱刑事』、有栖川有栖『冬 蜃気楼に手を振る』。ただし、舞台を同じにするという縛りをかけただけの競作......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
壺中の天国
「まとも」部分の表現が冗長で斜め読みをしても全然オッケー。「電波」部分のロジックは作り込みがいまいちで本物の電波のざらざらした感じは、みじんも感じられません(知らない人には十分かもしれないけど)。......
占い師はお昼寝中 (創元推理文庫)
占い師に持ち込まれる事件を、心理学的に解き明かす秀逸な作品です。 依頼が占いと言うだけあって、犯罪がらみのものは少なく、窃盗事件が唯一の犯罪がらみです。。 パターンは (1)占いの依頼が持ち込まれる......
不在証明崩壊(アリバイくずし)―ミステリーアンソロジー (角川文庫)
1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。 8人の推理作家が、「アリバイ崩し」というテーマで競作している。類似の企画に、密室や誘拐でやったものがあるが、本書はそこそこの出来。大失敗に終......
幻獣遁走曲―猫丸先輩のアルバイト探偵ノート (創元クライム・クラブ)
初めて読んだ猫丸先輩の作品なのですが、前作を読んでいなくてもなんら問題はありませんでした。短編5つが収録されていますが、どこから読んでも大丈夫。 この猫丸先輩、なんともいえず愉快なキャラクター......
星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
本作は各章の冒頭に、その章の要約を 兼ねた注意書きが掲げられているのが特徴。 たとえば、一番最初の文章では、語り手(ワトソン役)が 事件の犯人でないことが、はっきり明言されます。 登場人物はわ......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
不条理な殺人
1996-98年に『小説non』に掲載された短編ミステリ10篇を集めたもの。執筆しているのは有栖川有栖、恩田陸、加納朋子、倉知淳、近藤史恵、柴田よしき、西澤保彦、法月綸太郎、若竹七海。 出来映え......
日曜の夜は出たくない (創元推理文庫―現代日本推理小説)
"猫丸先輩"を探偵役とする連作短編集。連作短編集にしては物理的トリックもの、とぼけた妖怪談、船上もの等、良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えば一貫性がない構成になっているが、その訳が最後で明か......
星降り山荘の殺人 (講談社ノベルス)
本作は各章の冒頭に、その章の要約を 兼ねた注意書きが掲げられているのが特徴。 たとえば、一番最初の文章では、語り手(ワトソン役)が 事件の犯人でないことが、はっきり明言されます。 登場人物はわ......
過ぎ行く風はみどり色 (創元クライム・クラブ)
1995年に出た単行本の文庫化。 猫丸先輩の活躍する長編ミステリ。著者は基本的に短篇でキレを見せる人だと思うが、たまに書く長編も人間味にあふれていて良い。本書でも、猫丸先輩が珍しく細やかな配慮と......
日曜の夜は出たくない (創元クライム・クラブ)
"猫丸先輩"を探偵役とする連作短編集。連作短編集にしては物理的トリックもの、とぼけた妖怪談、船上もの等、良く言えばバラエティに富んでいる、く言えば一貫性がない構成になっているが、その訳が最後で明かさ......
ムガール宮の密室 (ミステリー・リーグ)
スーフィー(イスラム神秘主義)の聖者サルマッドを探偵役に、インドのムガール帝国時代を描く格調高い歴史小説と、密室殺人の本格的ミステリを融合させた傑作です。 密室殺人のトリックはとても新鮮で作者の面目......
スパイダー・ワールド―神秘のデルタ (講談社ノベルス)
「賢者の塔」も「神秘のデルタ」もファンタジーとして「ハリー・ポッター」シリーズに優るとも劣らない面白さ、むしろ人間の内面性の追求など、より深い内容で、日本ではウィルソンの他の作品に関してはよく翻訳さ......
スパイダー・ワールド 賢者の塔 (講談社ノベルス)
作家ウィルソンが徹底的にこだわっている作業、それは「代替現実」を生み出す事である。この「現実」がある程度までいわゆる「現実」からの避難所である事は確かだ。だがウィルソンは、劇作家バーナード・ショー直......
ルナティック・ドリーム―コミケ殺人事件外伝
出版当初ミステリのスペースに置かない書店もあったと言われる本書。 新本格派の鬼才小森健太朗のプロデビュー作「コミケ殺人事件」の 作中作「ルナティック・ドリーム」をコミック化し、1回毎に間に制作日誌を......
駒場の七つの迷宮 (カッパ・ノベルス)
作者はこの作品の舞台となる大学の卒業生。 取り壊される予定の寮は反対運動のため皮肉にもまだ存続する事態に(作品刊行時)。だが、刊行時より15年前とされた時代設定はまさに作者が在学していた当時そのま......
ターシャム・オルガヌム(第三の思考規範)―世界の謎への鍵
般若心経は、「是ノ諸法ハ空相ナリ」と説く。二元性を超えた智慧である無分別智「般若」とは何か。この本によって、正統的仏教の解説以上に、「般若」の驚くべき意味を通常の思考によって捉えられる限りで明らか......
堕天使殺人事件
良くぞこれだけ皆が皆好き勝手に大風呂敷を広げまくった作品を,まとめたなと言うのが感想。確かに結末に物足りなさを覚える新本格ファンもいるでしょうが,アレ以外どうしようもないでしょう。まあ読んで見れば判......
贋作館事件
ん〜。 オリジナルには勝てないのかなあ。 推理小説において「偶然」に頼った展開は、個人的には嫌いです。 そういう作品が4,5編ありました。 雰囲気は楽しめました。 ...
本格ミステリーを語ろう!―海外篇
有栖川有栖、二階堂黎人、小森健太朗、芦辺 拓の4人が、海外の本格ミステリのお気に入りの作品や作家について、ざっくばらんに語り合った対談集。大好きな作家や作品のことで話す4人の生き生きとした表情、きら......
コミケ殺人事件 (ハルキ文庫)
2006年現在、ミステリー作家・評論家・翻訳家としてマルチな才能を遺憾なく発揮している 小森健太朗のプロデビュー作品。 作者の自家薬籠中の同人誌とコミックマーケット(コミケ)の世界を舞台に、 アン......
ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)
世界に一つのトリックという謳い文句に惹かれて本書を手に取った。なるほど、確かに世界で一つであろう、こんな下らないトリックは。 まるで、飛び出す絵本である。ちゃんと、本の帯に「幼稚園児向け」と書......
ネメシスの哄笑
作者はデビュー当初メタ・フィクションを何冊か続けて出した。 その後スピリチュアル系の作品が増え、近年はメタ・フィクションとは すっかり無縁になってしまったが・・・・・・。 近年の円熟味を増した作品......
ネヌウェンラーの密室(セルダブ) (講談社ノベルス)
ピラミッド探検隊を襲う連続殺人の恐怖、「Nobody」としか名前を呼ばせなかった王の謎など一見面白そうな道具立てだが、内容が全く乏しい。また、全体的に文章・ストーリー構成及び人物造型が未熟で、作家と......
ローウェル城の密室
とんでもない発想に完敗です。 推理小説を読みなれていない私でもさくさく読めました。 ただ、少しあらけずりです。そこがまたいいとは言えますが。本格推理小説、みたいなものを普段から読んでいる人には、どう......
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